2016年7月31日日曜日

イートン10日目


 今日は午後からウィンザー城に行きました。ここのところ雨が降ることも多かったのですが、今日は雨に降られることもなく、曇り空の1日でした。この城はウィリアム征服王が今からおよそ1000年前に建設した城で、イギリス王室の城として現在でもなお使用されています。エリザベス女王がここで週末を過ごすこともあり、その時には王室の旗が掲げられているそうです(今日は会うことはできませんでした)。建物の中は撮影できなかったのですが、昨日のハンプトン・コート宮殿に勝るとも劣らない素晴らしいものでした。生徒たちは午前中にウィンザー城について学習していたようで、スタッフから確認のクイズをされていました(なぜこの城はテムズ川沿いに建てられたのか、など)。
 これまでオックスフォード、ソールズベリー大聖堂、ハンプトン・コート宮殿などを訪れ、時系列順ではないもののイギリスの歴史に触れてきました。もちろん今我々が滞在しているイートン・カレッジも500年以上の歴史を持ち、歴代のイギリス首相や有名な作家(シェリーやジョージ・オーウェル)、近いところではウィリアム王子・ヘンリー王子と同じ景色を眺めることができます。明日はバッキンガム宮殿とロンドン塔を訪れる予定ですが、ここでもまたイギリスの歴史を感じることができるはずです。本物に触れることができるのが、このイートン・サマーコースの最大の魅力だと思います。






2016年7月30日土曜日

イートン8&9日目


 昨日は更新ができなくてすみませんでした。昨日は学内での活動でした。授業風景の撮影ができましたのでアップをしておきます。夕刻にはイートン・ウィックという町にあるインド料理店に行きました。雨の中、20分くらい歩きました。イートンのスタッフによると、イギリスが過去にインドを統治していたということもあり、インド料理はイギリスの伝統料理の一つと考えられているそうです。写真をお見せできないのが残念ですが、カレーのフルコースといったようなもので、高校生をして食べきれないほどのカレー料理を楽しみました。総じて甘めの味付けで、日本のカレーとは一味違うものでした。
 



 さて、今日は午後からハンプトン・コート宮殿に行きました。トマス・ウルジーがこの素晴らしい宮殿を建て、かの有名なヘンリ−8世がのちにこの宮殿を譲り受けることになりました。紙面の都合上、ヘンリ−8世についてここで長々と書くつもりはありませんが、彼は6度結婚をしたことで知られており、歴史の先生トリスタンによると、初めの妃である①キャサリン・オブ・アラゴンから、②アン・ブーリン、③ジェーン・シーモア、④アン・オブ・グレーブス、⑤キャサリン・ハワード、そして⑥キャサリン・パーまでを"Divorce(離婚), beheaded(首切り), die.(死)  Divorce, beheaded, survive(生き残る)!"で覚えると良いとのことです。このフレーズを宮殿の入り口で全員で復唱しました。とにかく、贅の限りを尽くしたこの宮殿はとても綺麗に管理されており、みな「すごい!」と驚きの声をあげていました。ここには幽霊も出るらしく、自由時間には生徒たちと一緒にその現場を探索しました。イギリス史を肌で感じることができ、非常に有意義な時間を過ごすことができました。
 明日はいよいよウィンザー城を散策します。イートンから歩いて15分程度の距離にあるにもかかわらず、未だに足を踏み入れていないので楽しみです。生徒たちはといえば、少しずつここでの生活に慣れてきたのか、体調不良を訴えるものもなく、皆元気にやっています。












2016年7月28日木曜日

イートン7日目


 今日は待ちに待ったロンドンです。イートンからはバスで1時間くらいですが、ロンドンは渋滞が激しいため1時間半くらいはかかりました。まずは大英博物館です。特別有名な3つの展示物、サットン・フーの兜、ロゼッタ・ストーン、エルギン・マーブル(ギリシャの彫刻群)を始めに見ました。小グループに分かれて、イートンのスタッフからの丁寧な解説を聞きました。「ここにあるものは全てイギリスが過去に盗んできた物だ」という話を聞いてみな驚いているようでした。博物館内で昼食をとり、その後は「ライオン・キング」を観に、劇場へと向かいました。僕自身がそもそも「ライオン・キング」を観たことがなく、あらすじも全く知らなかったのですが、このミュージカルであれば多少英語がわからなくてもずいぶん楽しめたことと思います。お見せできないのが残念ですが、他の先生方に聞くと劇団四季とはスケールが違うとのことでした。全て生演奏というのはすごいとのことでした。劇場内の雰囲気もなかなかのもので、天井桟敷から観るミュージカルは思い出に残るものとなりました。
 明日はベキントン(毎日利用している食堂)にてスコーン作りの予定です。携帯電話については少し釘を刺したので問題ありません。明日は所用のため、ブログをお休みします。申し訳ありません。













2016年7月27日水曜日

イートン6日目


 今日は終日、ソールズベリーへ小旅行に行きました。イートンからはバスで2時間弱くらいの距離にあります。まずは世界遺産でもあるストーンヘンジに行きました。ストーンヘンジはソールズベリー大平原にある、先史時代の4500年前に建てられた巨石群です。何のために建てられたかは諸説あるようですが、はっきりとはしていません。太陽の動きに合わせて石が配置されており、カレンダーの役割を果たしたのではないかというのが有力な説です。その後、ソールズベリー大聖堂に行き、その周りの芝生の上で昼食を食べました。ソールズベリー大聖堂は1258年に建てられた、123メートルというイギリスで最も高い尖塔を持つ荘厳な大聖堂です。ここには現存する4つの「マグナ・カルタ」のうち最良の状態のものがあります(「マグナ・カルタ」についてはウィキペディアを参照のこと)。残念ながら写真に収めることはできませんでしたが、生徒たちは世界史で学んだことのあるものの実物を目にし、感慨深げな様子でした(たぶん)。
 明日はいよいよロンドンに行きます。午前中は大英博物館、午後は劇場にて「ライオン・キング」を観ることになっています。他校の生徒で体調を崩している者もいるようです。盛りだくさんのスケジュールなので疲れがたまってきたのかと思われます。あと、他校ほどではありませんが、携帯電話の使用マナーが少しずつ悪くなってきました。誰とは言いませんが、移動時などにゲーム(ポケモン?)をやっている生徒もおりました。残念です。没収してもよろしいですか?その一方で、名古屋の生徒は他校の生徒に比べて非常に意欲的であると評判でもあり、誇らしく思っています。











2016年7月26日火曜日

イートン5日目


今は夜の10時50分ですが、先ほどクイーンズ・エイト(イートン所有の島。テムズ川の真ん中にあります。)から帰ってきたばかりです。今日は午前中は授業、午後はイートンの中にある博物館で学習をしました。自由時間が少しあり、生徒たちはイートン・ハイストリート(イートンからウィンザー城までの通り)を散策していました。夕食はクイーンズ・エイトでバーベキューを楽しみました。非常に贅沢なひと時を過ごし、生徒たちも満足そうにしておりました。明日はストーン・ヘンジとソールズベリー大聖堂に行きます。