イートン四日目

　今日は昨日とは打って変わって比較的涼しい１日でありました。午前中は授業で、午後からイートン校の紋章についての講義がありました。我々のハウス・マスターであるトリスタンは歴史の先生ですので、説明にも熱が入ってました。知識の教授だけではなく、生徒自身に考えさせる授業スタイルは、我々も大いに学ぶべきところがありました。

　イートン校の紋章の由来について一言。左上の青地に百合の花はフランスを、右上の赤地にライオンはイングランドを表しています。なぜフランスかというと、創立者のヘンリ−６世はフランス王も兼ねていたからです（詳細はウィキペディアを）。下の黒地に百合の花は、ヘンリ−６世の好きな花であったのだそうです。

　紋章の講義の後は劇の授業を受け、夜にはAfter Partyというアカペラ・バンドのコンサートを楽しみました。After Partyのメンバーの一人がイートンの卒業生で、１０年以上前に名古屋高校にも来たことがあるそうです。

　四日目が終わりましたが、皆元気でやっています。体調不良を訴える生徒もいません。授業や食堂での様子を見ていても、名古屋の生徒は積極的にコミュニケーションを取ろうとしており、感心しています。明日は夕食時にクイーンズ・エイト（イートン所有の島）に行き、バーベキューをします。

 ＜左端がイートン校の紋章、真ん中は（おそらく）創立者のヘンリー６世、
右端はケンブリッジ大学キングス・カレッジの紋章＞